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株式会社三森製作所 様
導入製品:マザック機 計14台

進化を続けるマザック機と共に歩む

試作品・短納期に対応 最新の工場を目指す

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株式会社三森製作所 様
導入製品:マザック機 計14台

進化を続けるマザック機と共に歩む

試作品・短納期に対応 最新の工場を目指す

株式会社三森製作所様にインタビュー

株式会社三森製作所様(栃木県那須烏山市)は、長年にわたり自動車部品の試作加工をされていた豊富な技術力を生かし、さまざまな切削加工品に取り組まれています。5軸加工機や複合旋盤を得意とされ、複雑形状加工や試作加工を手掛けています。
マザックの複合加工機、CNC装置MAZATROL、最近では会員サービス「Mazak iCONNECT™」を活用されています。

以前は古い機械が多くあり、それぞれ専任の職人が部品製造を行っていました。 しかし不況時に「機械があるのに加工ができない」といった問題に直面。 この経験より「加工の属人化」から「誰でも機械を操作できる体制づくり」へ大きく舵を切る決意をされました。最新の工場運営を目指す中、機械導入のきっかけ、導入後の変化、今後の展望を
代表取締役社長 三森 泰斗様、専務取締役 三森 真悟様、若手オペレータの皆様に伺いました。

株式会社三森製作所 様
導入製品:マザック機 計14台
会社概要

代表取締役社長:三森 泰斗
専務取締役:三森 真悟
本社所在地:栃木県那須烏山市中山780-6
創業:昭和48年7月

事業内容:
精密切削加工、機械加工試作、精密部品試作、
検査治具試作、自動車部品試作、大物試作加工、
表面処理・塗装

設備機: 
複合加工機、5軸加工機、立形マシニングセンタ、CNC旋盤

誰でも加工できる体制づくり。

マザック機導入のきっかけを教えてください。

弊社では長年自動車部品の試作加工を行ってきました。
古い機械もたくさんあり、多くの職人が在籍していました。機械ごとに専任の職人がさまざまな部品製造を行っていました。
2008年のリーマンショック、そして2011年の東日本大震災において多くの職人が辞める状況となり、残った人では加工することができず「機械があるのに加工ができない」という状況が続きました。
そんな経験から、職人を育てるよりも「誰でも加工できる」企業体制をつくる方向に進みました。(代表取締役社長 三森 泰斗様)

当時、最先端の複合加工機だったINTEGREX 200-ⅡYが1台ありましたが、使える人がおらず、旋盤をやめて、フライス盤のみの仕事にするか非常に悩んだ時期がありました。
しかしながら、複合加工機の引合いも徐々に増えていたこともあり、会社の今後を考え、わたし自身がマザックでトレーニングを受けることにしました。(専務取締役 三森 真悟様)

CNC装置 MAZATROLとの歩み。

MAZATROLに初めて触れて、対話式なのがとても使いやすく非常に画期的でした。
当時はCAMも使えなかったのでとても分かりやすく感じました。それがきっかけでマザックの機械を導入し始めました。

マザック機を実際に使っていていかがですか?

MAZATROLの対話式が非常に使いやすく、MAZATROL 640MTの時代(1998年リリース)からずっと使い込んでいます。
特に旋盤で加工できる形状は慣れてしまえば、CAMで作成するよりもMAZATROLを使った方がプログラムを早く作ることができます。
新人でも理屈さえ教えれば簡単にプログラムを作成できるので、わたしと同じように使いやすさを感じてくれています。(専務取締役 三森 真悟様)

1年で習得、3Dモデルの視覚的効果。

初めてマザックの機械を見た時は、現代的でスタイリッシュなデザインにとても驚きました。 MAZATROLの対話式がとても使いやすく、Gコードを知らなくても簡単にプログラム作成ができます。 加工に詳しくなくても絵やイラストで教えてくれる点、プログラム作成時に3Dモデルが表示されるので視覚的に分かりやすく、安心して作成できます。 プログラムのどの部分を作成しているのか理解しながら操作できるのが画期的でした。 わたしは大体1年ぐらいで旋盤から複合加工機まで一通り操作できるようになりました。
(機械オペレータ 生亀 広樹様、旋盤使用歴1年)

進化を続けるマザックのチャレンジ姿勢。

マザックと付き合って15年、最近ではいろいろな機能が増えて助かっています。 今までは難しくてできなかった加工方法を“インテリジェントポケットミーリング”や、“ロングドリルサイクル”などの アシスト機能で加工対応できるようになりました。 最近では、ソフトウェア MAZATROL DXを活用しています。事務所のパソコンからでも3Dモデルで加工プログラムを作成できます。 他には、会員サービス「Mazak iCONNECT™」で工場内稼働率の監視もできたりします。 時代とともに進化しているMAZATROL は、新しいことにチャレンジするマザックの姿勢そのものでとても共感ができます。(専務取締役 三森 真悟様)

15年内で起きた変化を教えてください。

加工機をマザックで統一したのですべての機械を誰でも操作できるようになりました。おかげで、できることの幅が拡がっています。
繁忙期でも変わった形状の部品、短納期、小ロットの仕事ばかりでしたが、全員でシフトを組めるので効率よく乗り切ることができます。
うちみたいに他社が断る複雑で短納期の仕事が多い場合、本来は職人なしでは業務を円滑に回せません。今では、「困った時は三森製作所に任せれば何とかしてくれる」と言われるまでになりました。

おかげさまで短納期の仕事がかなり増えてしまいましたが。(専務取締役 三森 真悟様)

最新の工場運営を目指す。

未来を担う若い人達にも、モノづくりは「カッコ良い」「やってみよう」と思ってもらえることを重要視して職場環境を作っています。それを可能にするのがマザックの工作機械だと考えています。
マザックの工作機械は、見た目やデザインが恰好良く、CNC装置もスマートフォンのように扱える。機械を使っているだけで「特別感」を味わえるため導入しています。
工場や食堂も機械のデザインに合わせた雰囲気にしており、設備の見た目にもこだわっています。
若い人が抵抗なく触れて、工場内すべての機械の基本的操作を平準化できる職場環境づくりに努めています。栃木県から日本で最新の工場運営を目指しています。(代表取締役社長 三森 泰斗様)